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症例

僧房弁閉鎖不全症、心原性肺水腫

僧房弁閉鎖不全症
心源性肺水腫

心源性肺水腫とは、僧帽弁閉鎖逆流症(MR)が発端となり呼吸困難や湿性の咳を引き起こし、死に至ることもある疾患です。
治療は循環動態をしっかり把握し利尿剤や血管拡張剤、強心剤など様々な薬を上手く組み合わせ救命を図ります。

症例
シーズー 12歳 未避妊メス
主訴:失神、呼吸速迫
他院にてMRと診断され治療を行っておりましたが、呼吸速迫と失神が改善されないとのことで来院。胸部レントゲン検査および心エコー図検査にて、ACVIM stage Cおよび心源性肺水腫と診断しました。急性期にはラシックス、ハンプやミルリノンを使用し、その後ACEIやピモベンダン、利尿剤にて状態は改善し一時退院できました。しかし、治療中に利尿剤により腎障害や消化器障害を発現したため循環動態を再考しアムロジピンやその他の血管拡張薬を用いることで利尿剤を減量し腎障害も軽度にとどめることができています。
一年半経過した現在も元気に過ごしてくれています。

*写真は来院時のレントゲンと心臓のエコー検査の結果です。

肺水腫の管理では、定期的なレントゲン検査と心臓のエコー検査に加えて、それに応じた微妙な循環器薬の調整が必要となります。また、今回の症例のように心不全の症状として表れていない場合でも、心臓病は目に見えないかたちで進行しています。そのため、当院では軽度であっても心臓病を持っている子達には、定期的な心臓のチェックに来てもらうようお願いしています。